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小春どうぶつ病院スタッフblog


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第6回 院内セミナー 肝臓病

12月17日、第6回院内セミナーがありました
今回のテーマは「肝臓病」についてです

今日は

 肝臓は何をしているの
 肝疾患は、どういう病気
 肝疾患での食事管理

この3つについてお話したいと思います

まずは「肝臓は何をしているか」についてです


肝臓の主な機能は 


1.代謝機能:タンパク質、脂肪、炭水化物の分解
2.分泌機能:胆汁の分泌
3.解毒機能:薬成分、アルコールの分解
4.貯蔵機能:エネルギーの素
5.血液凝固機能:因子の1つを作成

の5つがあります


特徴として、

機能的に大きな予備能力がある
再生能力が高い
損傷などがあっても症状に現れにくい

といったこともあり、「沈黙の臓器」と言われています


そのため症状が出たときは、かなり進行している場合がほとんどです


次に、「肝疾患はどういう病気か」についてです


肝疾患は、様々な原因により、様々な症状を引き起こします


主な病気の種類と原因は

感染性肝疾患…レプトスピラ症、犬伝染性肝炎、上行性の胆管感染など

慢性肝炎…原因不明なことが多い(代謝性・感染性・中毒性自己免疫性
          など)

銅蓄積性肝炎…銅の代謝障害、遺伝

中毒性肝疾患…多くの化学物質、薬剤、麻酔薬、生物学的毒素など

ステロイド誘発性肝障害

門脈体循環シャント…門脈と大静脈の短絡

腫瘍…原発性(肝細胞ガンなど)、転移性(リンパ腫、各臓器の肉腫など)

肝リピドーシス(猫)…肥満、内分泌疾患など


などがあります


中でも、銅蓄積性肝炎は銅の蓄積により、活性酸素の発生、肝臓の繊維化がおこり、
細胞がダメになってしまう病気です

遺伝では、ベトリントンテリア、ウェスティー、ダルメシアンなどに
多いとされています

門脈体循環シャントは、毒素が分解されずに全身を回ってしまう病気です

肝臓はほぼ全ての栄養素の代謝に必要不可欠なため、肝疾患では
栄養失調になることが多く、栄養欠乏が肝疾患をさらに悪化させます

そのため、肝疾患の管理には栄養学的サポートが必要となります

最後に、「肝疾患での食事管理」についてです

食事管理のポイントとして

エネルギー要求量に応じて、栄養失調を治癒する

タンパク質などの栄養素の摂取を確保しつつ、肝細胞の再生を促す

フリーラジカル(活性酸素)を除去し銅の蓄積を防止することで、
 肝臓の障害を抑える

肝性脳症や腹水などの合併症を予防あるいは最小限に抑える

適切なカロリー源→タンパク質・脂肪

強化すべきもの→亜鉛・食物繊維・アンチオキシダント
        カリウム・L-カルニチン

制限すべきもの→銅・ナトリウム

があります

それぞれの症状に合わせて強化すべきもの、制限すべきものがあり、
少しでも症状を改善するために食事の管理はとても重要です


気になる事あれば、何でもお気軽にご相談下さい

最後まで読んでいただきありがとうございました


トリマー 荒木


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